無垢材について|商品の特性
無垢素材商品の特性
色合い・木柄
色合いや木柄が一枚一枚違い、まったく同じものはひとつとしてありません。一枚一枚の色合いがかなり違う樹種もあります。そのため、実際の商品の色合いや木柄は、写真やサンプルと異なることがあります。
経年変化・日焼け
年月の経過とともに色合いが変わっていきます。樹種により濃くなるもの薄くなるもの様々です。ブラックチェリーやレッドパインなどは特に色合いの変化が大きい樹種です。
日光や照明があたる場所とそうでない場所(カーペットの下や日陰など)とでは色合いの変わり方が異なります。
膨張・収縮・反り・曲がり
無垢素材には動きがあります。人工乾燥を施していますが、ご使用環境(湿度・温度など)により、一定の膨張・収縮・反り・曲がりが生じます。
ホットカーペット・ストーブ・ヒーター・エアコンなどの熱や風が直接あたる場所では、ほかの場所と比べて収縮や反り・曲がりが大きくなることがあります。
床暖房対応商品は特殊乾燥などを施していますが、一定の膨張・収縮は生じます。
割れ
高温での乾燥を施していますが、製造後に虫が付くことがあります。どの樹種でもまれにご入居後にキクイムシによる虫害が発生します。(特に、オーク(ナラ)、アッシュ(タモ)、ホワイトアッシュ、ケヤキ、桐などの環孔材の白太など)。虫害が発生した場合は防虫処理の専門業者にご相談ください。
触感
同じ加工の商品でも、樹種により触感が異なります。滑らかな触感の樹種(メープルなど)もあれば、多少ざらつきのある触感の樹種(ブラックウォールナット、クルミなど)もあります。
塗装ムラ
部位によって塗料の吸い込みに差があります。そのため、オイル塗装品は塗装の仕上がりにムラがあることがあります。また、無塗装品(特にレッドパインなど)は塗装後にムラができることがあります。
水漏れ
無垢素材は水を嫌います。水濡れはシミ・毛羽立ち・割れ・膨張等の原因になりますので、速やかに乾いた布で拭き取ってください。キッチンなど水をよく使う場所にはマットの使用をおすすめします。
傷・へこみ
どの樹種を使用いただいても多少の傷やへこみは生じますが、傷やへこみを避けたい場合はできるだけかための樹種をおすすめします。
テーブルやイスの脚にはフェルトキャップをかぶせて、傷やへこみを防止してください。また、キャスター付きのイスやワゴンなども傷やへこみの原因になります。
土足で使用される場合は、できるだけかための樹種やダメージ加工を施した商品をお選びいただくのも一案です。
変色
無垢素材に水分(特にアルカリ性)や鉄分が接触すると、含有するタンニン成分により変色することがあります。タンニン成分が多く含まれる樹種(特にナラ、クリ、ブラックチェリー、杉、ウエスタンレッドシダーなど)には水性塗料を使用しないでください。また、漆喰やアルカリ性洗浄剤などアルカリ性や鉄分の強いものと接触しないようご注意ください。
風化
ウッドサイディングやウッドデッキなど屋外使用の商品は、どの樹種でも風化によりシルバーグレー色に変色します。屋外用保護塗料を定期的に塗装することで変色や劣化の進行を緩和することができます。