無垢材について|特徴
無垢材の主な特徴
節
木の枝が幹に巻き込まれた部分です。生きている枝が巻き込まれた節を「生節(いきぶし)」、枯れた枝が巻き込まれた節を「死節(しにぶし)」、鉛筆の芯程度の節を「葉節(はぶし)」と呼びます。
かすり
木が成長する過程で傷ついた部分を癒そうとして養分を集中させた跡で、「ミネラルストリーク(鉱物線)」とも呼ばれます。バーチ(カバ)、メープル、ブラックチェリーなどに見られる黒いかすりと、チークなどに見られる白いかすりがあります。また、線状のものと斑点状のものがあります。
赤身・白太(しらた)・源平
木の中心部分の色が濃い部分を「赤身」(心材)、樹皮に近接する周辺部の白い部分を「白太」(辺材)と呼びます。赤身と白太が混ざると「源平」と呼ばれ、杉などに多く見られます。
入り皮
若木のときに樹皮が傷つき、めくれ上がるなどして木の内部に残ったものです。
虎斑(とらふ)
オーク(ナラ)などブナ科の木に見られる虎の毛並のような美しい縞模様です。近くで見ると光の加減によって銀色に見えることから、「シルバーグレイン(銀杢)」とも呼ばれます。
髄心(ずいしん)
年輪の中心にある細くやわらかくて脆い部分です。
ヤニ壺
ヤニと言い、マツ科の樹種に多く含まれています。その樹液が木の隙間に溜まった部分です。
鳥眼杢(ちょうがんもく)
木目の模様で特に美しいとされるものは「杢」と呼ばれます。鳥眼杢は、小鳥の目のような小さな円形の斑点の杢で、「バーズアイ」とも呼ばれます。メープルなどに見られます。
縮み杢(ちぢみもく)
木目が波状に縮んでシワが寄ったように見える杢で、「波状杢」や「縮緬杢(ちりめんもく)」とも呼ばれます。繊維方向の木目と直交に現れます。オーク(ナラ)、アッシュ(タモ)、ホワイトアッシュ、メープルなどに見られます。
根杢(ねもく)
木の根の部分に現れる杢です。根杢を含む将棋の駒は高級品とされます。ブラックウォールナットなどに見られます。
経年変化
木は年月とともに色合いが変化します。色が濃くなる樹種もあれば、薄くなる樹種もあります。特にブラックチェリーは色合いが深みを増す樹種として有名です。